サロンを開業する際、内装計画で意識しておきたいポイント

サロンを開業しようと考えたとき、内装は「雰囲気づくり」の話から始まりやすくなります。

落ち着いた空間にしたい。

非日常感を出したい。

そうしたイメージを持つのは自然なことです。

ただ、サロンの内装は見た目だけで成り立つものではありません。

毎日同じ動きが繰り返され、長時間使われ続ける空間だからこそ、最初の計画次第で続けやすさに大きな差が出ます。

この記事では、サロンを開業する際に、内装計画の段階で意識しておきたいポイントを整理します。

サロンの内装は「落ち着き」と「使いやすさ」を同時に考える

サロンの内装では、落ち着いた雰囲気を重視されることが多くなります。

照明を落とし、色味を抑え、静かな空間を作る。

それ自体は間違いではありません。

ただ、落ち着きを優先しすぎると、作業がしづらくなるケースもあります。

手元が暗い。

備品の出し入れに時間がかかる。

動線が遠回りになる。

内装計画では、雰囲気と使いやすさを切り離さずに考えることが重要です。

どちらか一方だけを優先すると、営業が始まってから負担が出やすくなります。

施術の流れを具体的に書き出してみる

サロンの内装を考える前に、一度やっておきたいのが施術の流れを具体的に書き出すことです。

来店からカウンセリング、施術、会計、退店まで。

どこで何を使い、どんな動きが発生するのか。

この流れを整理せずに内装を決めてしまうと、

あとから「ここに置き場が欲しかった」「この動きは無駄だった」という話が出てきます。

施術ベッドの位置。

備品の収納場所。

スタッフの移動距離。

こうした点は、図面よりも実際の動きを想像しながら確認することが大切です。

個室や半個室は数だけで決めない

サロンでは、個室や半個室を検討されることも多くなります。

プライベート感を出したい。

他のお客様の視線を気にさせたくない。

そうした理由からです。

ただ、部屋数を増やすことだけを優先すると、

通路が狭くなったり、作業スペースが不足したりすることがあります。

内装計画では、

  • 何部屋あれば営業が回るのか
  • 同時施術の想定はどうか
  • 将来的に使い方が変わる可能性はあるか

こうした点を整理したうえで、空間の使い方を決めていく必要があります。

清掃やメンテナンスのしやすさを軽視しない

サロンは清潔感が求められる業態です。

床や壁、設備が汚れやすいかどうかは、営業を続ける中で大きな差になります。

デザインを優先して素材を選んだ結果、

掃除がしづらい。

汚れが目立つ。

劣化が早い。

こうした問題が出ることもあります。

内装計画では、見た目だけでなく、日常的な清掃やメンテナンスを想定した素材選びが重要です。

最初から作り込みすぎないという考え方

サロンは、開業してから少しずつ形が定まっていくケースも多くあります。

客層が想定と違う。

施術内容が変わる。

スタッフの人数が増える。

こうした変化に対応できる余地があるかどうかは、内装計画の段階でほぼ決まります。

最初からすべてを固定してしまうより、後から調整できる余白を残しておく方が、結果的に続けやすくなります。

まとめ

サロンの内装計画では、雰囲気づくりと同時に、使いやすさや続けやすさを意識することが重要です。

施術の流れを具体的に整理し、空間の使い方を現実的に考えることで、営業後の負担を減らすことにつながります。

内装は完成した瞬間ではなく、使われ続ける中で価値が見えてくるものです。

その前提で計画を立てることが、無理のない開業につながります。

店舗開業をご検討中の方へ

仙杜工務店では、サロン開業にあたって内装計画の進め方についてご相談をいただくことがあります。

内装をどう考えるか迷ったとき、施術の流れや使われ方を一度整理してみることで、判断がしやすくなることもあります。

この記事が、開業準備の中で考えをまとめるきっかけになれば幸いです。

Follow me!