宮城県石巻市の店舗内装工事で、追加工事を減らすための事前確認

店舗内装工事で、いちばん気持ちが折れる瞬間は「思ったより追加が出た」と気づいたときです。

しかも追加工事は、悪意で出るというより“決めていない部分”から自然発生します。

だからこそ、石巻市で店舗内装を計画するなら、着工前に「追加が出やすい地雷」を先に潰すのが近道です。

石巻市は人口約13万人、世帯数約6.2万世帯と、沿岸部の中では規模の大きい市です。 

三陸沿岸道路の整備も進み、石巻河南ICなどを軸に車移動の導線が強いエリアでもあります。 

さらに石巻は水産・加工の街としての顔も濃く、石巻魚市場は高度衛生管理型の施設として整備され、輸出も視野に入れた市場運用が説明されています。 

つまり石巻は、ロードサイド型の出店、観光・回遊の拠点、そして“食”の業態が混ざりやすい土地です。

この条件だと、内装は「雰囲気」だけで決めると追加が増えます。

使い方、清掃性、設備条件、衛生レベルまで含めて最初に線を引くと、追加は一気に減ります。

追加工事が増えるのは「工事中に決める前提」になっているとき

追加が増える典型は、次のような状態です。

やりたいことはあるが、仕様が決まっていない。

残すものと壊すものの境界が曖昧。

設備の制約が、着工してから見つかる。

この状態で工事が始まると、現場で決める回数が増えます。

現場で決める=段取りが変わる、材料が変わる、手間が増える、の三点セットになりやすいです。

その結果、追加費用も工期も膨らみます。

ここからは、追加工事を減らすために「着工前に確認しておくべきこと」を、石巻の出店条件に合わせてまとめます。

事前確認 1 “残す”と“触る”の線引きを一枚で作る

居抜きでもスケルトンでも、追加が出る原因は同じです。

「ここは既存利用できると思っていた」が崩れると、一気に追加になります。

だから最初に、残す部分を決めます。

次に、触る部分を決めます。

最後に、“触らないが影響を受ける部分”を決めます。

この三層で線を引くと、追加が出やすい場所が見えます。

たとえば既存空調を残すなら、吸排気の位置、機器の年式、能力、ドレン経路の条件がセットでついてきます。

見た目は残せても、条件が残せないと結局交換になります。

図面が完璧でなくても大丈夫です。

現地写真にマーカーでも成立します。

「線引きがある」ことが重要です。

事前確認 2 電気と通信は“機器リスト”から逆算する

石巻は車移動が多く、ロードサイド型や郊外立地も混ざりやすいです。 

このタイプの店舗は、開業後に機器が増えやすいです。

冷蔵・冷凍、製氷、食洗、給湯、サイン、BGM、POS、Wi-Fi、監視カメラなど、運営の現実が後から追いかけてきます。

追加工事の王様は「コンセント増設」と「容量不足」です。

これは、内装のデザインをどれだけ詰めても防げません。

機器リストを先に作り、必要回路と容量をざっくりでも出しておけば、追加が激減します。

機器リストは細かい型番までいりません。

・何を置くか

・100Vか200Vか

・常時稼働かピークだけか

この三つが分かるだけで、設計と施工が安定します。

事前確認 3 水回りは“排水の逃げ”が先

飲食や美容、クリニックなど、石巻でも多い業態ほど水回りの追加が出やすいです。

理由はシンプルで、排水は好きな場所に持っていけないからです。

床を上げるのか。

勾配は取れるのか。

グリストラップが必要なのか。

既存配管は生きているのか。

ここを後回しにすると、工事中に「思った場所に置けない」が発生します。

その瞬間、レイアウト変更=追加の連鎖になります。

特に居抜きは、前テナントの都合で排水が配置されています。

自分の業態に合わせるなら、排水の条件を先に確認してから、レイアウトを決めるのが安全です。

事前確認 4 衛生と清掃性は“素材選び”より“納まり”で決まる

石巻は水産・加工の街としての文脈もあり、食の業態が強いエリアです。 

飲食店の内装では、衛生と清掃性が「やってよかった」に直結します。

ここで注意したいのは、素材のグレードより納まりです。

目地が汚れを抱える。

巾木が弱くて水が回る。

床と壁の取り合いが甘くて剥がれる。

こういう“納まり”は、図面の段階で一度決めておけば追加になりにくいです。

逆に、現場で雰囲気優先で決めると、仕上げ直しが起きやすいです。

仕上げ直しは、時間も費用も静かに効きます。

事前確認 5 「やる/やらない」ではなく「今やる/後でやる」を決める

予算には限りがあります。

ただ、削り方を間違えると追加が増えます。

そこで有効なのが、“後でやれるもの”と“後でやれないもの”の仕分けです。

後でやれない代表は、下地、配線、配管、床のレベル、開口です。

後でやれる代表は、棚や一部の装飾、可動什器、サインの増設などです。

先に「後でやれない」を固めておくと、開業後の改善も楽になります。

最初から完璧にしようとして崩れるより、軸を作って育てたほうが、結果的にブランドも強くなります。

追加工事を減らすための打ち合わせのコツ

追加工事が少ない現場は、打ち合わせの進め方が違います。

難しい資料を増やすのではなく、決める順番が整っています。

おすすめは、毎回の打ち合わせでこの三点だけ固定することです。

今日決めること。

今日決めないこと。

次回までに確認が必要なこと。

この“決めない宣言”があるだけで、現場の暴走が止まります。

そして結果的に、施主側の負担も減ります。

まとめ

宮城県石巻市で店舗内装工事を進めるなら、追加工事を減らす鍵は「工事が始まる前の線引き」です。

石巻市は人口規模も大きく、車導線が強い立地が多い一方で、水産・加工など“食”の業態とも相性が良い地域です。 

この条件だからこそ、電気・通信・排水・清掃性といった“運営の骨格”を先に固めるほど、追加は減ります。

仙杜工務店では、店舗開業をご検討中の方に向けて、見た目のデザイン性と、現場での納まり・使い勝手を両立させながら、追加工事が出にくい進め方を重視しています。

まだ計画が固まりきっていない段階でも、残すものと触るものの整理、機器リストの作り方、工事範囲の線引きなど、判断がラクになる順番で一緒に整えていきます。

「追加が怖い」「どこから決めればいいか分からない」というタイミングほど、早めに整理しておくと開業までのストレスが減ります。

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