店舗設計で工事費が膨らむ要望の伝え方と 整える順番
店舗の要望を伝えるとき、施主の言葉が悪いわけではありません。
ただ「伝わりやすい言い方」を知らないまま進むと、工事費は膨らみやすくなります。
工事費が膨らむのは、豪華な素材を選んだときだけではありません。
要望の出し方が“順番違い”になると、設計が何度もやり直しになり、見積が増え、工期が伸び、結果として費用が跳ねます。
施工会社の立場では、ここを整えるだけで同じ予算でも仕上がりが一段よくなるケースをよく見ます。
この記事では、店舗設計で工事費が膨らみやすい要望の伝え方を整理し、費用が暴れないための整える順番をまとめます。
工事費を膨らませやすい要望の特徴
ひと言で大きい要望
- おしゃれにしたい
- 高級感がほしい
- いい感じにまとめてほしい
- 全部変えたい
これらは気持ちとしては正しいのですが、設計側は「どこにどれだけ投資するか」が決められません。
すると、案が増えて比較が増え、結果的に工事費が膨らみます。
工事費が跳ねやすいワード
- なんとなく広く見せたい
- 可能なら個室もほしい
- やっぱり厨房も少し広くしたい
- 入口の印象を強くしたい
悪いわけではありません。
ただし順番を間違えると、配線や配管や換気など“戻れない部分”に影響して、やり直しが増えます。
整える順番は「商売の骨格」から
店舗設計の要望は、見た目から入るより、商売の骨格から入るほうが結局デザインも強くなります。
まず固めるべき前提
何を売る店か
単価、回転、滞在時間。
ここが決まると席数と導線の正解が見えてきます。
どんな体験を提供したいか
静か、にぎやか、短時間、ゆっくり。
この“空気感”が決まると、照明や素材の方向性も揃います。
誰に来てほしいか
地元常連、観光、ファミリー、仕事帰り。
ターゲットが定まると、入口の作り方や見せ場の置き方が決まります。
この3点が先に揃うと、設計はブレません。
ブレない設計は、見積もブレません。
次に決めるのは「削れない部分」
ここが施工の世界でいう“戻れない部分”です。
代表例
- 厨房や水まわりの位置
- 換気の経路
- 電気容量と機器の前提
- 入口位置と客導線
この段階で要望が増減すると、工事費が跳ねやすいです。
だからこそ、ここは「必須」と「できたら」を分けて伝えるのがコツです。
最後に「見せ場」を決める
デザインを弱める話ではありません。
むしろ、最後に見せ場を決めたほうが強くなります。
見せ場は点で作る
入口。
カウンター。
メイン席の背景。
照明のポイント。
この点を先に決めて、他は整える。
そうすると、限られた予算でも印象が作れます。

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要望の伝え方は「文章より優先順位」
施主側が完璧な仕様書を作る必要はありません。
大事なのは、優先順位が伝わることです。
伝え方の型
- 絶対に守りたいこと3つ
- できたらうれしいこと3つ
- やりたくないこと3つ
- 予算の上限と、譲れる範囲
- 開業日の絶対条件
この型で伝えると、設計が早く固まり、見積が安定し、結果として工事費が膨らみにくくなります。
まとめ
店舗設計で工事費が膨らむ原因は、要望が多いことではなく、要望の順番と優先順位が曖昧なことにあります。
商売の骨格を固める。
削れない部分を先に決める。
最後に見せ場を点で作る。
この順番にすると、デザインと施工が噛み合い、費用も工期も安定します。
店舗開業をご検討中の方へ
仙杜工務店では、要望を「設計が固まりやすい形」に整理しながら、見た目の提案と施工の現実を両立させて店舗内装工事をご提案します。
ふわっとしたイメージしかない段階でも、優先順位の整理から一緒に進められます。



