美容室内装のプランと費用目安

開業前に「どこまでやるか」を整理する考え方

美容室の内装は、見た目の良さだけで決まるものではありません。

お客様の居心地、スタッフの動きやすさ、掃除のしやすさ、そして何より運営の続けやすさに直結します。

一方で、見積もりを取ると金額の幅が大きく、初めての開業だと判断が難しくなりがちです。

この記事では「美容室内装を3つのプラン」に分け、費用感と内容、注意点とデメリットを整理します。

読んだあとに「自分はどのプランが現実的か」が分かる状態にします。

結論

美容室の内装費は、広さや物件状態にもよりますが、考え方としては次の整理が一番ブレません。

  • 最初に決めるのは「席数」より「必要な機能」と「動線」
  • プランは「最低限」「標準」「こだわり」の3段階で考える
  • 安いプランほど「後から効いてくる不便」が出やすいので、デメリットを先に知る

美容室内装の費用がブレる理由

見積もりの幅が大きいのは、業者の良し悪しだけが理由ではありません。

美容室は「工事の項目」が多いからです。

代表的には、給排水、電気容量、空調、換気、照明、床と壁、セット面造作、シャンプー台周り、バックヤード、サインや外観など。

このうちどれを「既存を活かす」のか「入れ替える」のかで費用が大きく変わります。

さらに物件がスケルトンか、居抜きかでも別物です。

居抜きは早く安く見えますが、設備が合っていないと結局やり替えが出て、結果的に割高になることもあります。

まず決めたい「導線」

美容室で最初に整理したいのは、デザインより動線です。

動線が決まると、必要な工事が見えて、プランと金額が現実的になります。

1.お客様の動線

入口から受付、待合、セット面、シャンプー、会計、退店まで。

ここがスムーズだと、体感のストレスが減り、滞在が心地よくなります。

2.スタッフの動線

タオル、薬剤、掃除道具、ドライヤー、在庫、レジ周り。

スタッフの動線が悪いと、忙しい日にミスが増え、疲労が増え、店が荒れやすくなります。

3.水回りの動線

シャンプー台、給湯、排水、洗濯、清掃。

水回りが弱いと「営業はできるけど毎日しんどい」店になります。

プランを決める前に確認したいこと

プラン選定がラクになる確認ポイントです。

1.物件の状態

スケルトンか、居抜きか。

居抜きの場合は、シャンプー台の給排水位置と電気容量を先に確認するとブレにくいです。

2.席数と回転イメージ

席数は多いほど良い、ではありません。

席数を増やすと、必要な照明、電気、空調負荷も上がります。

運営人数と回転の現実に合う席数が、開業後の安定につながります。

3.コンセプトの方向

高単価で落ち着き、短時間回転、カラー比率が高いなど。

内装はコンセプトを支える道具なので、ここが曖昧だと見積もりも迷走します。

美容室内装の3つのプラン

ここからは、開業でよく採用される現実的な3段階に分けて整理します。

金額はあくまで目安で、広さ、物件状態、設備条件で上下します。

プラン1 最低限で開業する

見た目は整えつつ、工事範囲を絞るプラン

目安費用

小規模で100万円台からの検討になりやすい帯です。

居抜き活用の割合が高いほど下がり、設備を触るほど上がります。

主な内容

床と壁の最低限の更新、照明の整理、受付とセット面の最小構成、必要箇所の電気工事。

居抜きならシャンプー台や給排水を活かす前提になります。

このプランのメリット

初期費用を抑えられるので、広告費や運転資金を厚くできます。

開業までのスピードも出やすいです。

デメリット

後から直したくなるポイントが出やすいです。

代表は、照明の雰囲気、音の反響、収納不足、掃除のしにくさ、コンセント不足。

営業はできるのに「毎日じわじわ疲れる」形になりやすいです。

このプランが向く人

まずは小さく始めて、売上を見ながら段階的に整えたい人。

居抜き物件で設備条件が良い人。

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プラン2 標準で安心して運営できる

見た目と機能のバランスを取り、ストレスを減らすプラン

目安費用

300万円〜1000万円までのレンジに収まりやすい帯です。

スケルトンの場合は上振れしやすく、居抜きでも設備更新が入ると上がります。

主な内容

セット面の造作をきちんと作る。

照明計画を整える。

収納とバックヤードを現実的に確保する。

水回りの負担を減らす。

空調や換気を営業に耐える水準に整える。

このプランのメリット

運営のストレスが減り、仕上がりの満足感も出やすいです。

写真にしたときの雰囲気も整うので、集客にも効きます。

デメリット

最低限プランより初期費用が上がります。

ただし、後からの手直しが減るぶん、結果的に安くつくケースも多いです。

このプランが向く人

開業初期から「店の体験」を崩したくない人。

一人運営でも回る形を作りたい人。

SNSや口コミを早期に伸ばしたい人。

プラン3 こだわりでブランドを作る

世界観を作り込み、単価と指名に効かせるプラン

目安費用

1000万円以上の帯が視野に入ります。

造作、素材、照明、外観、サイン、什器、音、香りまで整えるほど上がります。

主な内容

素材の質感を揃える。

光の作り方を作り込む。

外観と入口で世界観を作る。

セット面やミラーをオリジナルで設計する。

撮影映えのポイントを意図して作る。

このプランのメリット

ブランドが立ち、単価や指名につながりやすいです。

開業初期から「店の強み」が伝わり、価格競争になりにくいです。

デメリット

投資が大きいので、回収計画が甘いと資金繰りが苦しくなります。

また、こだわりが強いほど「工期が延びやすい」ので、スケジュール管理が重要になります。

このプランが向く人

単価を上げてブランドで勝ちたい人。

撮影やSNSを含めて勝ち筋を作っている人。

資金計画に余裕がある人。

見積もりで迷わないための見方

同じプラン帯でも、見積もりの中身が違うことがよくあります。

比較するなら、金額よりも先に「含まれているもの」を揃えるのが安全です。

1.給排水と電気の範囲

シャンプー台周りの給排水と電気容量。

ここが曖昧だと、後から追加費用が出やすいです。

2.照明の中身

照明器具が含まれているのか、配線だけなのか。

雰囲気が変わるのは器具と光の当て方なので、ここは確認必須です。

3.造作の範囲

セット面、受付、収納。

造作が増えるほど金額は上がりますが、使いやすさも上がります。

削るなら「何を削るか」を決めて削るのがコツです。

まとめ

美容室内装は、まず動線を整理し、次にプランを選ぶと失敗が減ります。

最低限、標準、こだわり。

どれが正しいではなく「自分の運営に合うか」で決めるのが一番強いです。

次の記事では、美容室の「見積もりで追加費用が出やすいポイント」を整理して、今回の記事と内部リンクでつながる形にできます。

開業前の不安を減らす記事として相性が良いです。

店舗開業をご検討中の方へ

仙杜工務店では、店舗内装工事に特化した工務店として、見た目と運営のしやすさの両方を前提に、無理のないプラン整理から一緒に進めています。

物件が確定していない段階でも、設備条件やレイアウトの方向性から判断できることがあります。

気になる点があれば、ご相談ください。

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